センサーの寿命について
アルコール検知器には、アルコール値を測定する“センサー”が内蔵されています。
センサーは計測回数や利用期間に応じて劣化が進行するため、センサー寿命を迎えるタイミングで定期的な交換が必要です。
センサー交換の目安は、計測回数上限に達した場合、もしくは利用期限を経過した場合のいずれか早い時点を指します。
また、検知器の機種によって計測回数や利用年数が異なるため、「保証期間」の記載をご確認ください。

例:利用開始してまだ8カ月だが、計測回数が上限回数を超えている→交換が必要です
利用開始して1年(利用期限)経ったが、計測回数がまだ700回である→交換が必要です

利用期限や計測回数を超えても計測できるので、交換しなくてもよいですか?
正しい数値での計測ではない為、必ず交換を実施してください。
安全運転管理者は、アルコール検知器を常時有効に保持することが義務付けられています。
”常時有効に保持すること”とは、正常に作動し故障がない状態で保持しておくことをさします。
アルコール検知器の取扱説明書に基づいて適切に使用し、使用期限や使用回数を守る必要があります。

センサーユニットを交換しないとどうなるの?
正確な計測が出来ず、誤作動・誤検知や法令違反となる可能性があります。
センサーユニットの寿命により、誤作動・誤検知が発生する場合がございます。
測定が出来ずエラー表示になる等の不具合が発生したり、正確な数値が計測出来ない為
本当は「0.05」なのに「0.00」と誤検知し、測定結果を信じて運転し重大な事故を引き起こしてしまう等のおそれがあります。
飲酒運転を行った場合は、道路交通法[第百十七条の二(一)]の酒気帯び運転等の禁止違反となり、代表者や運行管理責任者などの責任者も5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
各アルコール検知器の利用期限・計測上限回数
アルコール検知器 | センサー利用期限 | 計測上限回数 |
---|---|---|
ALSmart | 1年 | 2,000回 |
XENSE | 1年 | 1,000回 |
NEO Blue | 1年半 | 10,000回 |
アルコール検知器の計測回数を確認する方法
ご利用いただいているアルコール検知器にて確認方法が異なります。
下記よりご確認ください。(各メーカーホームページへ移動します)
ALSmart | 電源を入れると「ピッ」という音とともに残りの使用可能回数が表示されます。 使用回数が「2000回」以上になった場合「OVER」と表示されます。 |
XENSE | 電源を入れると使用回数が表示されます。 使用回数が「1000回」になった場合「SENSOR CHANGE」と表示されます。 |
NEO Blue | 電源を入れると画面右下、年月日の右側に使用回数が表示されます。 使用回数が「10000回」以上になった場合、 アルコール測定画面で「sensor change」と表示されます。 |