株式会社エコワスプラント

業種     産業廃棄物収集運搬業および中間処理業
業務     産業廃棄物収集運搬
端末導入数  35台

収集運搬車の業務をリアルタイムに管理
30分かけていたアサイン時間をほぼゼロに!

建設廃棄物の収集運搬、中間処理業務を行なっている株式会社エコワスプラントは、ドライバーのアサイン効率化を目的としてレポルタを導入しました。
導入後は位置情報機能、報告機能、マッピング機能を活用し、アサイン業務だけではなく報告業務のDX化に成功しました。
レポルタを導入した際の経緯や活用方法について澤田様、久津輪様、日下部様にお伺いします。

導入前の課題

事業概要

業界最高水準の再資源化率を誇る、産業廃棄物の収集運搬業と中間処理業

――株式会社エコワスプラントの事業概要を教えてください。

澤田様:当社は、産業廃棄物収集運搬業および中間処理業を中心に行っております。
産業廃棄物の中でも建設廃棄物を取り扱っており、約92%は新築工事から発生する廃棄物を受け入れています。残りの約8%については、解体工事や製造業から受け入れている状況です。

弊社は多摩地区有数の処理能力とリサイクル率を誇っており、産廃全体の再資源化率が53%に留まる中、98.6%という業界最高水準の数値を実現しました。また、環境省による「処理業者優良評価制度」優良認定を首都圏で最初に取得しており、コンプライアンスの実践と積極的に情報公開している点を、多くのお客様より高い評価をいただいております。
産業廃棄物収集運搬業や中間処理業以外にも、特別管理産業廃棄物収集運搬業や一般廃棄物収集運搬業、中間処理業、フロン回収業、計量証明事業、労働者派遣事業を一部行っております。

経営企画部 業務企画課 係長 澤田様(右)、再資源化事業部 運行管理課 配車センター 配車センター長 久津輪様(左)

導入前の課題

電話での位置確認から始まるアサイン業務。早急な改善が必要だった。

――レポルタ導入前の課題を教えてください。

澤田様:レポルタは、産業廃棄物収集運搬業務を行っている配車センターのメンバーとドライバーが主に利用しています。また、最近では請求業務の部分でも活用し始めました。
入前は収集車両の位置把握を電話で行っており、緊急な依頼が入ったときはその日運行しているドライバーにランダムで連絡をしていました。運転中や回収中は電話が繋がらないことが多く、近くにいるドライバーをアサインするのにとても時間が掛かっていました。
管理側は、後どのくらいの廃棄物を積むことができるのか、各車両の積載量を把握しておく必要があります。積載量の確認も電話で行っていたため、全体的に確認作業の効率がとても悪く、改善しなければならないと考えていました。

導入の経緯

誰もが操作しやすいシンプルなアプリのUIに魅力を感じ、レポルタを選定

――どのような経緯で導入を決めたのでしょうか。

澤田様:現在でこそ配車センターがメインで活用しておりますが、第一の導入目的は中間処理工場の業務効率化のためでした。工場管理者が帰社までのおおよその時間と車種を把握することで段取りをつけることができ、プラント運営のスムーズ化、効率化を図ることができるのではないかと考えたためです。
また、導入を検討していた当時は、不法投棄がとても多く、もし弊社の名前が⼊ったものが不法投棄された場合でも、御社のサービスでは収集⾞両の⾛⾏履歴を確認することができるため、弊社が不法投棄したものではないというエビデンスになるとも考えました。

――他サービスも検討されていましたか?

久津輪様:はい。弊社の車両にはナビがついていないため、ドライバーが自分の位置や現場までの最短経路を端末で確認できる他サービスも同時に検討していました。トライアルでレポルタを実際に利用してみて、ドライバーが操作しやすいシンプルなアプリのUIに惹かれ導入を決めました。

――ありがとうございます。現在ご利用いただいているレポルタで、走行中の自分の位置や目的地までの経路をご確認いただける機能はご存知ですか?Googleマップと連携しているため、ナビ機能をご利用いただけます。是非、ご活用ください。

※レポルタは登録しているスポットへのルート表示が可能。ナビとしてご利用いただけます。
スポットは会社全体で共有でき、担当者の切り替え時にも引き継ぎがスムーズです。

活用方法、効果

誰がどこで何をしているのか分かるから、アサイン時間は最低限に短縮

――現在、レポルタをどのように活用されていますか。

久津輪様:ドライバーの位置管理とリアルタイムな業務状況の把握、廃棄物を回収した際の報告書作成、地図上に排出先のマッピング等で利用しています。
ドライバーの位置管理と業務状況の把握は、主に配車センターのメンバーが行っております。各ドライバーは自身の業務状況を「作業中」「移動中」「待機中」のステータスを切り替えて報告し、配車センターのメンバーは、誰が、どこで、何をしているのかを地図上で確認しています。緊急な依頼が入った際は、近くにいるメンバーのアサインにも活用しております。
廃棄物の回収時に作成する報告書については、写真撮影が必要な際に利用しています。例を挙げると、別途料金が発生する廃棄物を回収する際は、その現場の排出事業者名を入力し写真を添付して報告書を作成しております。
また排出先を地図上にマッピングして、ドライバーの戻り時間の目安として活用しています。地図上に排出先をマッピングすることで、例えばドライバーAは排出先Bの近くにいるから戻り時間は大体15分後だろうと予想ができ、中間処理工場の段取りを組むのにとても役立っています。

▲車両管理にレポルタを活用。現在の車両の位置と作業状態が地図と一覧表から確認可能。

――レポルタの導入により、どのような効果が生まれているでしょうか。
具体的な数値で表せる効果がありましたら、併せて教えてください。

澤田様:ドライバーの位置把握から現場にアサインするまでにかかる時間が導入前は1件当たり15分から30分程かかっていましたが、導入後は1分未満でアサインできるようになりました。
先程申し上げました通り、導入前は各ドライバーへランダムに電話をして位置を確認しておりました。今ではレポルタの最新位置画面から各ドライバーの位置を一目で把握できるようになり、アサインするまでの時間短縮に成功しました。弊社では1日に約30台の収集車両が稼働しているので、月15時間の短縮に成功したと考えると大きな効果だと思います。

久津輪様:他にも、ドライバーからの報告内容をレポルタ内で共有できるようになったことで配車センターに所属するメンバーの労働時間が削減しました。
レポルタの導入前は、写真添付が必要な回収報告をメールでやり取りしていました。メールの場合、受信したメンバーしか報告を確認することができないため、対応が遅くなってしまうことやそのメンバーの負担が大きくなってしまうことがありました。導入後は、配車センターの全員がドライバーからの報告書を確認して対応できるようになり、効率良く業務を行えるようになりました。

――先程ドライバーの方とお話しをさせていただいた際、「アプリの履歴から回収にかかった時間を確認している。いつもより時間がかかってしまった場合は、もっと効率よく回収できるように次回の改善策を考えている」とお伺いました。車両を管理する配車センターの方だけではなく、現場で働くドライバーの方のお役にも立てて光栄です。

「作業中」「移動中」「待機中」の状態を切り替えた時間が自動で記録されるため、業務の振り返りにも活用できます。

排出先のマッピング機能を活用して、より効率的なルート回収を実現

――レポルタを使用する前は想定していなかった、メリットや活用例はございますか。

澤田様:請求業務を効率良く行えるようになりました。
五十日毎の請求業務では、ドライバーが回収内容を記載した作業証明書を請求書に添付しています。そのため請求書の作成は、各回収先を担当する車両が帰社しなければ作成することはできません。
レポルタ導入後は、回収業務が終了し帰社する車両を地図画面から確認できるため、事前に請求書類の作成の段取りを組めるようになり、作業効率が向上しました。

――回収先から帰社している車両を地図画面で確認し、帰社までの時間を予測することができるようになったため、事前に請求書類の作成の段取りを組めるようになり、請求書作成業務の効率化に成功したのですね。

澤田様:はい、その通りです。請求業務の効率化の他にも、排出現場のマッピング機能により、それまでは単純に市区町村で分けていた巡回ルートの見直しができ、廃棄物回収の効率化にもつながりました。例えば、A市とB市で担当ドライバーが異なっている場合、2名の担当ドライバーがそれぞれ回収しておりました。しかし、マッピング機能により地図上で見ると、市境で2つの現場が非常に近く、1名がまとめて回収した方が効率的であることに気づくことができました。現在では、新たなエリア分けをし、効率的なルート回収が実現できました。

――導入してからの皆様の評価・反応はいかがでしょうか。

久津輪様:導入時は、常に位置情報を確認することができるため監視されているようだと反対の声が多かったです。今では、レポルタの存在が当たり前になっていることやGPSを利用した車両管理が一般的になってきていることもあり、全員が納得して御社のサービスを利用しております。

――今後、レポルタに期待していることがあれば教えてください。

澤田様:現状の機能に満足していますが、強いて挙げるなら1つのスポットにゾーンを複数登録できればより便利だなと思います。
現在は利用しておりませんが、今後スポットのゾーンを設定して入場通知を活用したいと考えています。
ゾーンの複数登録が可能になれば設定した範囲ごとに入場した通知を受け取ることができるため、さらに配車センターの車両管理がしやすくなると思います。

あとは、OCR機能を利用してスポット登録ができるようになると嬉しいです。現場の住所や電話番号などが記載されている帳票をOCRで読み取り、自動でスポット情報として登録ができたらいいなと思います。

久津輪様:OCR機能で、手書きの文字読み取りも可能になると大変助かります。ドライバーが手書きしている作業報告書の読み取りができれば、その場で報告することができるようになるため、よりスムーズに請求業務を行えるようになると思いました。

――ありがとうございます。貴重なご意見として、社内で検討いたします。

――レポルタの活用について、今後の展望をお聞かせください。

久津輪様:レポルタを利用して、社内のDX化を進めていきたいと考えています。まずは紙ベースで作成しているドライバーへの指示書をレポルタ内でやり取りをするなど、ペーパーレス化から初めていく予定です。弊社では現場の廃棄物を積み終わる度に会社へ戻ってくる流れのため、その都度指示書を手渡ししております。そのため、5か所の現場へ行くドライバーには5枚の指示書を渡さなければなりません。指示書をPDF化して共有することでペーパーレス化できないかと思っていたところ、先日メッセージ内でPDFの送受信が可能になったとご連絡をいただきました。この機会に、社内のDX化をどんどん進めていきたいと考えています。

――澤田様、久津輪様、日下部様、本日はありがとうございました!

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