四国酸素株式会社

業種     高圧ガス販売
業務     高圧ガスの運搬
端末導入数  12台

従来3つのシステムを利用して行っていたドライバーの業務をレポルタ1つで完結。

高圧ガス販売を行う四国酸素株式会社は、利用サービスを統一化するためレポルタを導入しました。
レポルタ導入により従来サービスからのコスト削減に成功。さらに日報のデジタル化、リアルタイムな納品状況の把握、マッピングによる業務効率の見直しといったあらゆる角度から業務の効率化を実現しました。
レポルタを導入した際の経緯や活用方法について常務取締役の穴吹様にお伺いします。

導入前の課題

事業概要

創業以来無事故を継続。84年の歴史を誇る高圧ガスの販売事業

――四国酸素株式会社の事業概要を教えてください。

穴吹様:弊社は、昭和5年に創業して以来84年、香川県内にて産業用と医療用の高圧ガス販売事業を展開しています。

産業用ガスは溶接に使用するシールドガスや、レーザー切断の際に使用するアシストガスなど多種多様なガスを取り扱っており、主に鉄鋼業、造船業、建設業へ販売しています。また、医療用ガスは酸素ガスをはじめ、麻酔に使用する笑気ガス、腹腔鏡手術に使用する炭酸ガス、MRI検査に欠かせないヘリウムガスなどを取り扱っており、香川県内の中心地と東讃地域にある病院に納品しています。高圧ガスの他にも、溶接機材、産業用機材、各種工具、安全衛生保護具等の販売もしております。

高圧ガスの取り扱いにはさまざまな危険が伴いますが、当社は創業から84年間無事故で安全な納品を行ってまいりました。2013年には経済産業省より、長年にわたり高圧ガスの保安に著しい功績をあげた優良事業者に贈られる「高圧ガス保安経済産業大臣表彰」を受賞しました。安全と安心を積み重ね、お客様との信頼関係を築き100年企業を目指しています。

 

導入前の課題

複数サービスを利用することでドライバーの負荷を大きくしていた。

――レポルタ導入前の課題を教えてください。

穴吹様:レポルタ導入前は、ガスの納品を行うドライバーの位置把握と連絡手段として車載無線機と社用携帯を併用していました。車載無線機に関しては、月額費用が非常に高額で経費全体から見ても負担が大きく、以前から懸念してました。さらに、車載無線機の通信回線が3Gから4Gへ切り替わることになり、4G対応の機器に交換しなければなりませんでした。そのため、機器交換に総額130万円以上の費用が発生することや複数サービスの併用がドライバーの負担となっていることを考慮し、他のサービスへ移行することを検討し始めました。

その他にも、弊社は紙の日報を手書きで作成していました。納品する度に、社内へ戻ってきて日報を記入しているドライバーもいれば、自分でメモ書きしたものを社内に戻ってきた際にまとめて清書しているドライバーもいるような状況で、日報の作成が業務を圧迫していました。

▲四国酸素株式会社 常務取締役 穴吹様(前列右から3番目)

導入の経緯

「こんな風に利用したい」と想像が膨らむ多彩な機能。すぐにレポルタの導入を決意。

――レポルタを知ったきっかけを教えてください。

穴吹様:社用携帯をガラケーからスマートフォンに機種変更する際に、ドライバーの位置情報が常に確認できて、手書き以外の方法で簡単に報告が行えるサービスはないかと携帯会社に相談したところ、レポルタをご紹介いただきました。

――どのような経緯で導入を決めたのでしょうか。他サービスも検討しましたか。

穴吹様:レポルタをご紹介いただく前、携帯会社のⅯⅮⅯサービスを半年間利用していました。ⅯⅮⅯサービスは従量制で、位置情報を取得する度に料金が20円/回発生するため、ドライバー全員の位置情報を1日に何回も取得するとかなりの費用がかかってしまいました。さらに位置情報を取得しても失敗する場合が多く、導入から半年で利用を中止しました。一方レポルタは、位置情報の確認以外にも報告書が作成できる機能やその場でスポットが登録できる機能など、豊富な機能が利用できてなおかつ安価に導入できる点にとても惹かれました。初めてレポルタをご紹介いただいたときには、こんな風に利用したいなと色々な想像が膨らみ、すぐに契約したいと思いました。

活用方法、効果

隠れた業務の非効率をレポルタで可視化。ドライバーの担当地区を見直して効率的な納品ルートを実現。

――現在、レポルタをどのように活用されていますか。

穴吹様:ドライバーの位置管理、ガス納品時の日報作成、納品先を地図上にマッピングして利用しています。

ドライバーの位置情報や業務状況は、レポルタの導入に合わせて購入した大型ディスプレイに表示して事務所にいるメンバーが常に確認しております。また、ドライバーから送信された「会社出発」「客先到着」「作業終了」のステータス報告から、1社にかかる対応時間と移動時間の把握も行っています。その他にも、急な納品依頼があった際には近くを走行しているドライバーのアサインにレポルタを利用しています。

ガス納品時の日報作成では、ボンベの納品場所や納品本数、回収本数といった情報を納品毎にレポルタから報告を行っています。納品報告の他にも、ドライバーは業務前と業務後に車のメーター数を報告しています。事務所側は、走行距離と給油した燃料から燃費を算出しています。燃費を把握することで、値上がりしている燃料費を削減するための対策を講じています。

納品先のマッピングでは、地図上に納品先をマッピングすることによりドライバーがスマホから納品場所を確認しております。事務所で管理している請求書の送付先を納品先として地図上にマッピングしているため、実際の納品場所と異なることがあります。その際は、ドライバーが正しい納品先をスマホから登録して、担当者以外のドライバーが納品するときに迷わないようにしています。

▲地図上にピンを立てることで全員が一目で納品先の位置や担当者を確認することができます。

――ありがとうございます。1社あたりの対応時間については、「客先到着」と「作業終了」の送信時刻から計算してご確認していただいているとのことですが、レポルタでは納品先に滞在した時間を地図上に表示することが可能です。

穴吹様:それは大変便利な機能ですね。早速、利用してみたいと思います。

――ありがとうございます。滞在時間をCSV形式でファイル出力できるため、データ分析などにご活用いただけます。後ほど、ご紹介させていただきます。

――レポルタの導入により、どのような効果が生まれているでしょうか。
具体的な数値で表せる効果がありましたら、併せて教えてください。

穴吹様:ドライバーの位置情報と納品状況をリアルタイムに確認できるようになったことで、急な納品依頼や納品時間などの問い合わせがあった際に迅速な対応を行えるようになりました。レポルタ導入前は、ドライバーに電話をかけて納品状況を確認していたため、運転中や納品中で繋がらない場合は電話をかけ続けなければなりませんでした。ドライバーへの負担も軽減され、業務の効率化に繋がっています。

他にも、納品先を地図上にマッピングしたことで移動時間のロスが発生していたことに気づくことができました。弊社では地区ごとに納品担当を割り振っており、ドライバーは自身が担当する地区のお客様先へ納品を行っています。レポルタ導入後、担当別に納品先を色分けして地図上にマッピングしたところ、色があちこちに点在しており、適切に担当地区の割り振りができていなかったことに気づきました。A地区を担当しているドライバーが、B地区の方にまで納品を行っているような状況が何箇所もあり、早急に担当地区の見直しを行う必要があると判断しました。近々、新たな振り分けを行う予定です。

――ありがとうございます。レポルタ導入前の課題として、紙ベースの日報が業務を圧迫していたとご回答いただいておりますが、レポルタで日報を作成するようになり何か導入効果はございましたでしょうか。

穴吹様:はい、もちろんです。事務所側は、ドライバーが現場に出ている日中もリアルタイムに報告内容を確認できるようになったことが1番大きな導入効果です。今までは業務終了後にドライバーから提出された日報で確認していましたが、レポルタ導入後は確認作業が非常に楽になりました。ドライバー側は、納品の度に社内へ戻り日報を記入する必要がなくなり、日報の作成時間が1日30分程削減されました。

――導入してからの皆様の評価・反応はいかがでしょうか。

穴吹様:事務所側のメンバーからは、全員がドライバーの位置を大型ディスプレイで確認できるようになり、業務が行いやすくなったと非常に好評です。一方ドライバーからは、導入当初は「会社出発」「客先到着」「作業終了」のステータス報告が面倒くさいという声もありましたが、利用していくうちに一連の作業に慣れてきて便利だという声が聞こえてくるようになりました。

――レポルタ導入時に心配や懸念していた点はございますか。導入してみてその懸念はいかがでしたか。

穴吹様:導入前はトラックに取り付けた無線機で位置情報を取得していましたが、レポルタは携帯電話の位置情報を取得するため、ドライバー1人1人の位置が把握できてしまうことに対して懸念がありました。しかし、ドライバーはレポルタで懸命に業務に取り組んでいることを常に報告できるため、導入後はレポルタを活用して頑張りたいという声も多く上がっています。

――「休憩開始」「休憩終了」のステータスをご用意いただいているのは、皆様からご要望があったからなのでしょうか。

穴吹様:はい、その通りです。ドライバーは、事務所と違ってお昼休みの時間が決まっていません。そのため、同じ位置にずっと留まっていると業務中に休憩していると思われるのではないかと懸念があったそうです。ステータス報告を行うことで、お昼休み中であることを主張できるようになりかなり気持ちが楽になったようです。

――今後、レポルタに期待していることがあれば教えてください。

穴吹様:スマホから自分の予定だけではなく、他のメンバーの予定も確認できたら便利だなと思います。ドライバーは空いた時間に他のメンバーの応援に行くことがあり、現在は応援要請や対応可否の確認を電話で行っています。ドライバー同士で予定の共有が出来れば、よりスムーズに一連の確認作業を行うことができるようになると考えています。

――ありがとうございます。貴重なご意見として、社内で共有いたします。

――レポルタの活用について、今後の展望をお聞かせください。

穴吹様:納品先を地図上にマッピングする機能を利用して、担当地区の見直しを行い、移動時間の削減に努めていきます。今よりも効率的に移動が行えるようになれば、ドライバーの負担はもちろん、値上がりしている燃料費の削減にも繋がると考えています。見直し後は、どのくらいの移動時間を削減することができたのかレポルタを活用して分析し、さらに業務を効率化していきたいと思っています。

現在、社内のチャットツールとして別のサービスを利用しています。レポルタを導入する半年前から利用していますが、今後はレポルタで完結したいと考えています。

――穴吹様、本日はありがとうございました!

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